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10:00~12:00
小倉南武道場 剣道場

11月最初の小倉一貫堂稽古となります。
最近は、朝晩以外にも若干の寒さを感じる日がありますね。

■準備体操も漠然と動くのではなく、身体全体の繋がり・連携を意識してもらいます。

■準備体操の後は身体を温めるためにもその場で連続の本手打。
左右交互に行いますので足の入れ替えの稽古、上半身と足腰の連携の稽古も兼ねます。
この何気なく行う足の入れ替え…武術ではなかなか重要な動きになりますので流れるように出来る必要があります。

■無外流居合兵道
2013kid006.jpg

基本刀法稽古の後、形の稽古は真。
五用の一本目、座技となりますので足腰・体幹の強さが要求されます。
しっかりと稽古の中で鍛錬していきましょう。
形の手順を覚えて頂き、注意点を指摘しながら形を稽古してもらいます。
本日、特に重点を置いたのは心法と残心についてです。
心法と残心がなければ、居合道を武道として現代の生活に活かすことはおろか、直接的(争いの場や身に危険が迫っている場面)にも活かすことは難しいでしょう。
無外流居合兵道には組太刀の稽古がありますが、それでもです。
つまり全ての武道・武術に於いても言えることかと思います。
稽古の中で身に付けていくものではありますが、形武道に於いては特に意識して稽古することが必要です。

一本一本の形、技はただ漠然と手順を追うものではありません。
刀を抜くに当たっては覚悟を以って。目の前の敵を斬る決意ですね。
武術を究めようとする者は、非日常を日常とするよう努力しなければなりません。
日常の中に覚悟があり、稽古があり、護身があります。
広義での残心とも言えます。
狭義では残心は、敵、勝負後の自分に対するもの。
広義での残心は、生活の節目をも通じて24時間意識されるもの・・・稽古場を出たからといって途切れてはいけません。
話が抽象的になってきましたね

そのような心法・残心がどう動きに現れるか、礼法と形で例を示し意識してもらいます。
ある意味、形(かたち)から入ることにより心法を導こうとする試みになるのかもしれません。

残心といえば以前、師より「形は敵と離れていく時が大事」と言われたことがあります。
杖道では、とりあえず小倉一貫堂の皆さんは守れているようですね。
これからは心法・残心の中身も徐々に充実させていきましょう。

■神道夢想流杖道
基本技(抜粋)の後、繰付の相対稽古・・・主に太刀の稽古を行いました。
繰付は、杖にとってはしっかりとした体捌きと見切りが必要とされる武術に於いて重要な技です。
また太刀も難しく、見切りと「攻めの中に守りを含む」という非常に武術的な要素が要求されます。
格闘技であれば100%の力で攻撃することが有効となるでしょう。
しかし、武術においては必ずそこに守りが含まれていなくてはいけません。
格闘技と武術の違いを考えるとその理由は導き出されてきます。
(実際には格闘技でも攻撃に守りは内包されていますが、その比率の問題ですね。)

但し、現代に於いては格闘技者のほうが武術家よりもよっぽど武術家らしいというのが現状です。
いくら理屈を並べ立てても、早い話「強く」なければ意味はありません。
そこを間違えるとおかしなことになります。
格闘技者は「強さ」に対して素晴らしい拘りと目的意識を持ち、強くなるための努力を惜しみません。
現代の一部の武術家は忘れてしまっているのではないかと思われる部分ですね。
武術家にとっての目標は「絶対的な強さ」ですが「相対的な強さ」をないがしろにしては辿り着けるものではありません。
「強さ」の定義は関係してくるにしろ、その点において武術家としての矜持を持っていなければいけません。

さて、話を元に戻し、繰付の太刀です。
敵を斬っていきながらも杖の捌きに反応しなければ頭部を打たれてしまいます。
最初から「受け」の体勢でいっては意味がありませんし自分の稽古にもなりません。
あくまで斬りにいった後、杖の動きに「反応」し身体が動かなければいけません。
感覚的にわかりにくいようなので、斬り込んでくる太刀の顔面に突発的に杖先を突き出し、半ば強制的にその感覚を体験してもらうと良い動きになってきました。
反射神経で動くというよりも、動きの中に内包されている攻めと守りの比率がジワッと変わる感覚ですね。
影を稽古することにより養われる感覚かと思いますが、今のうちから意識をしていきましょう。

形は、鍔割と右貫。
2013kid007.jpg
特に重点的に稽古したのは、右貫の初動の捌きつつの入身。
「体を捌く力」を杖に乗せていくのが難しいようです。
腕の力になってしまったり捌く力が乗らなかったりで、なかなかうまくいきません。
杖の軌道、入っていく角度、姿勢、握り、遠慮する気持ち等に原因があったようで、修正を繰り返すうち、最後にはなかなか見事な入り身が出来るようになりました!
次回稽古までにこの感覚を忘れないようにしましょう
ちなみに・・・自分が先生と呼ぶ人間に遠慮することは失礼に当たります(キッパリ)
あ・・・でも、胸骨を割りそうな返突や眉間に突き込んでくる繰付を行う小倉一貫堂の皆様には不要な助言でしたね(笑)

マリリンさんは斜面。
手順を覚えたら体を捌く力を杖に乗せるようにしましょう。

さて、今年も残すところ二ヶ月となりました。
しっかりと稽古して良い状態で一年を締めくくりましょう
但し、くれぐれも怪我・故障には気を付けながらでお願いします
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