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年末の稽古納めの記事で頂いたコメントに良い質問がありましたので、それについて触れてみたいと思います。

内容は「着杖で始めに床へ真っ直ぐ杖を立てるには、どのようなことを心がければよいか」というものです。
答えは「自然に着けば良い」となりますが・・・実はその「自然に」というところが杖や太刀の遣い方とも関係してくる要素となります。
ブログで書くつもりではなかった部分になりますが概要だけ触れてみたいと思います。

杖を真っ直ぐに着くことが、杖や太刀の遣い方とどう関係あるのか。
具体的には、杖や太刀の動きたいように動かしてあげるのと関係がある要素です。
「動きたいように」とはどういうことか。
わかりやすいのは八相や上段に構えた太刀です。
その構えで太刀に満ちている力を感じられるでしょうか。
現代的に言えば「位置エネルギー」です。
他にもいくつかの要素がありますが、一番わかりやすい要素が位置エネルギーです。
(古流の構えや実戦の気迫を意識するとわかりやすいです)
その力が感じられれば、あとはその力に沿って手助けしてあげるだけです。
無駄な力はその位置エネルギー(太刀自体の力)を邪魔してしまいます。

着杖で杖を「着く」時も同じですね・・・不要な力を削ぎ落とすことです。
但し、削ぎ落とすのはあくまで「不要な力」であって芯を通る力は必要です。
形武道では実戦形式の打ち合いが少ないため、「脱力」が「必要な力まで抜くこと」と勘違いされやすいところです。
(力というか芯というイメージのほうが適切かもしれません)

位置エネルギー以外の要素についてはご自分で探してみて下さい。
太刀であれば、八相に構えた時に感じるような太刀の力を逆袈裟斬りや斬上げ、横一文字斬りで感じられれば良いかと思います。
構えは違いますが、杖についても同じですね。

従って、最初に戻ってご質問の答えは「杖が動きたいように自然に着いてあげる」ことが結果的に真っ直ぐに着くことに繋がります。
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